前回のブログにて海外駐在・赴任中の親の「介護問題」について書きました。改めて駐在前に仕事や役所の手続き以外にも実は隠れた1つリスクとして「介護問題」があると感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。
今回は、コロナ禍の入院時面談方法と入院費用について筆者自身と知人達の体験談を基に書いていきます。
コロナ禍における病院の面談はどうするのか?
コロナ前であれば、気軽とまでは言いませんが入院時の面談は当たり前のように行われておりました。
しかし現在はwith コロナ時代。病院へは気軽に行く事は出来ません。
駐在員の方は、海外から帰国するとなるとやはり隔離期間(日本の入国2週間、出国後海外側での2週間)の問題がネックとなりますし、病院側も海外からの帰国者を受け入れることをリスクと考えていると思います。
院内クラスターの発生や不特定多数の人に出入りされないよう病院の取り組みとして最近多いのが、Web会議システム(ZoomやTeams等)を使用しての「オンライン面会」のようです。
参考ホームページ:平成記念病院、京丹後市市立病院の面会について
また、厚生労働省は、高齢者施設等にもオンラインでの面接実施を推奨しているようです。
これからはこのオンライン面会が当たり前になる世の中になるかもしれませんね。
コロナ禍真っ只中の2020年に病院で入院していた母が言っていた話なのですが。
コロナ以前は多くの人が病院にお見舞いにきていて長居してうるさい人も一定数いたり、病気中に元気な人たちが来て騒がれると本当に気が滅入っていた。面会が無い方が、良い面もあるのではないか。
なるほど一理あるなと感じました。私自身も病院にお見舞いに行く事が多く、元気になって欲しいという純粋な気持ちでしたが改めて考えさせられました。
もちろん長居や騒いだりはしませんが、お見舞いの在り方を再考する良い機会でした。
入院費用を抑えるため、「限度額適用認定証」しよう。
脳梗塞や脳卒中で親が倒れ、病院に救急車で運ばれ一命は取り留めたまでは良かった。
次に考えなければいけないのは手術や医療措置等の「入院費用」。一体いくらかかるだろうと不安になる方もいると思います。
また、手術や点滴等医療措置を施してもらったのできっと「高額になるはず」そんな方もいるかもしれません。
入院が決まり次第、翌日以降に各市区町村の国民健康保険の窓口へ「限度額適用認定証」を申請、取得後病院へ持っていきましょう。
「高額療養費制度」を活用できないか病院へ相談してみると良いでしょう。
自己負担額(親の負担額)を大きく減らすことが出来るかもしれません。
私の友人の親御さんも「限度額適用認定証」提出し、自己負担額(親の負担額)を大きく減らすことが出来たと喜んでおりました。
如何でしょうか。今回は入院時の面談方法と入院費用について書きました。次回も海外駐在と介護問題について触れていきたいと思います。
インターネットは情報が溢れており便利な面も多いのですが、自分が全く知識のない分野ではたくさんの情報に埋もれてしまう可能性があります。特に「介護の分野」については、公的医療制度(介護保険制度等)、民間の医療制度もあり、親と子の関係等色々な要因が複雑に絡まり合い、中々情報を整理する事が難しいと思います。
まずは介護の分野の書籍を購入し、ある程度の知識を得てから、必要な知識をインターネットで調べていくのがおすすめです。
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